SQUARE ENIX MUSICロールプレイングレビュー

ロールプレイングレビュー Vol.2:『More SQ』RE:NDZ


ーー今回のリミックスはどのような作品になりましたか?

RE:NDZ:ただ綺麗な四つ打ではなく、ひと癖ある楽曲が最近の僕のブームということもあり、今回はトライバルで、かつゲットー感のあるものをイメージしていて、制作に取り掛かりました。もちろんブラッシュアップはしましたが、もともと考えていたアイデアからブレずに完成することができましたね。この組み合わせは冒険的と言えば冒険的ですが、ゲームミュージックは比較的アップッテンポのものが多いのでクラブミュージックと相性が良いんです。


ーー『プレリュード』は、さっそくクラブで流していましたね。

RE:NDZ:みんなこの曲を知っていますし、それにクラブでかけてお客さんが盛り上がっているのを見ると達成感を感じますね。先日のイベントは場所が”ageHa”という大きなクラブでしたし、そこでゲームの音をかけて盛り上がるというのは新しいなとも思いました。この曲は二回目のブレイク明けでようやく本筋のメロディが乗るのですが、展開を含め自分の中で美しくしようと考えていましたし、最終的には原曲の力も借りつつ、自分のビートも出せたので、みんなこの曲を聴いたり、プレイしてくれればと思います。

ーーRE:NDZさんのお話を聞くと「カタチはどうであれ、とにかく多くの人に聴いて欲しい」という思いが伝わってきます。

RE:NDZ:音楽シーンが厳しい状況なので、受動的なままだと何も動かないですし、自分で動かないと、と思います。ナードな趣味って好きだけど言いたがらない部分がありますよね。だけど聴くとフロアに降りて行く(笑)。そういうのがもっとオープンになればと思いますし、僕が先頭きって、新時代を引っ張ってきたいです。例えば、ディレクターの「鬼チーフ」さんも僕やマルチネレコード界隈という今までのシーンとは文脈が違う人たちをフックアップしてくれた人で、こういう方がシーンに一人いるだけで全然違います。デデさんにしても彼が参加した『Love SQ』でジャケットを飾ったサオリリスを自身のツアーに呼んだり、そういうフックアップを積極的にしている人で…メジャーに行った理由のひとつには、そういう部分もあるみたいなので、そこを含めリスペクトしてますし、同様に僕もそれをやり、下の世代に繋げていきたいんです。そうすれば音楽がもっと面白くなると思います。

ーーゲーム音楽にも同じようなことが言えると思いますし、今回のプロジェクトのような取り組みはもっと増えて欲しいですね。

RE:NDZ:僕の印象に残っているシーンのひとつが『ファイナルファンタジーⅥ』のEDで、登場キャラクターのテーマがメドレーで流れる場面、そのシーンは今でも観ただけで泣けます。ゲームはそういう印象に残っているシーンと音楽がすぐに結びつくので、聴いてすぐに心に響く音楽を作れることは凄いですよね。それに、もともとゲームをプレイすることが好きですし、ゲームは音楽、映像、そして自分がプレイするという総合的なエンターテイメントだと思うんです。なので僕の場合、そこから何かを生み出そうというのは今回のリミックスのような場合を除きあまり多くなく、単純にその時を楽しむのが重要で…本当にないと生きていけないですもの(笑)。

ーー最後に一言お願いします。

RE:NDZ:今回のアルバムがシリーズの中で一番曲数が多く、集大成となるので3部作ではまずここから入ってもらえればいいんじゃないでしょうか。そしてもし気に入ってもらえたら前作も聴いて欲しいですね。個人的に『Chill SQ』が、アルバムとしてコンセプチュアルで好き。”Chill”なので、落ち着いてはいますけど、『More SQ』がアゲなので、こちらでアゲて頂いて、『Chill SQ』でリラックスしてもらえれば嬉しいなと思います。実は『More SQ』の他の楽曲はまだ僕も聴けていないので、いちリスナーとして聴くのが楽しみですね。



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SQUARE ENIXから発売するゲームソフトに基づいたサウンドトラックやアレンジアルバムなど、年間40本を超えるタイトルをリリースする音楽レーベル

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